お問い合わせ

電話・メール・チャット相談料無料

045-680-0572

[受付時間] 9:00~19:00

「立退料」の実際 ①【平成30年3月8日発行】

2018年03月08日(木)

 前回は、立ち退き案件のお話をさせていただき、強制的に出て行ってもらうには、『賃料不払い(少なくとも、3か月)』があるかどうか、『(明らかな)用法違反』があるかどうか、がポイントになります、というお話でした。これがないと、ほとんどの場合、「強制的」には出て行ってもらえません。

 ただ、これらがあるから、またすぐに出て行ってもらえる、というものでもないのが、難しいところです。家や土地を、オーナー側が、持っているのに(所有)「なんで??」と思われるかと思いますが、裁判所の判断では、「住人がそこに住めなくなる不利益」を非常に重視しているからなんです。

 皆さんも、「いきなり明日から住むところがなくなるイメージ」をしていただきたいと思います。単純に寝る場所がなくなるというのに加え、住所がなくなるので、行政上の手続なども取れなくなってしまいます。そのため、「家賃不払い」、「用法違反」などがあっても、裁判になると賃借人側に有利な判断が出やすく、その利害関係の調整のために、「立退料」の話がでてきます。

 私も単純に考えると、賃料を払わない賃借人が悪いとは思うのですが、、、。裁判所の判断では、「いきなり住むところがなくなるのは可哀そうだろう」「オーナーはその後、また貸して利益を得られるのだから」といった部分が考慮され、完全に賃料不払で「悪い賃借人」であったとしても、「引越し代を立退料」として出してあげたらどうか、「新居の礼金を立退料」として出してあげたらどうか、などという案を提示されたりします。

 今回は、賃料不払などの落ち度がある立ち退き案件の場合(明け渡し事由がある場合)の立退料の話なんです。次回は、ほとんど明け渡し事由がない場合の話をしてみたいと思います。

とにかく明るい弁護士の近況

 私の近辺では寒さが和らいで、だいぶ暖かくなってきました。あったかいとやっぱり気持ちいいのですが、最近、周りのみんなが花粉症ですごいみたいです。マスクしたり、薬を飲んだり相当辛そうです。皆さんはいかがでしょうか。私自身は、あまり花粉症の症状が出ないので、辛さがなかなか共感できないです。同僚や友人のためにも何か良い花粉症対策があったら、教えてください!よろしくお願い致します。
(弁護士 山村 暢彦)

 

 

  |