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千葉県の土地取引トラブル解決(外国会社経営者の依頼)

2017年05月19日(金)

解決事例:千葉県の土地取引トラブル解決(外国会社経営者の依頼)

  • 取引交渉サポート
  • 訴訟を回避
  • 多額の土地取引が成約した事例

あと、一歩で、契約終了なのに・・・

少し郊外の土地で、ご高齢の方が、引退後ゆっくり過ごすための土地の売買取引でした。土地の価格、条件にも折り合いがつき、水道・電気などの整備も進み、あとは代金を支払って土地の引渡して終わりと、99%取引が終了の段階で、私のところにご相談となりました。

不動産仲介に入った業者さんのご紹介で、買主側さんからのご依頼でした。

代金支払のトラブル・・・

皆さんも、何度もご経験があるのではないでしょうか?!

いざとなったときに代金が支払えない・・・。

今回は、支払うお金自体は用意できる、ただ、買主の方が、海外でのお仕事が多く、
送金に遅れてしまったというのです。

「少しぐらいの遅れなんて普通なのでは?!」と思われるでしょうが、
今回は、売主側の不動産会社の会長が、非常に頑固な方で、
「契約書の記載がある。それに違反したんだから、手付も没収だ!」と、
一切融通がきかないのです。

契約書の記載は大事

少しぐらい支払遅れたぐらいなら、そのまま支払って、契約が成立するのが一般的でしょう。なので、支払が少し遅れたぐらいで、即座に契約違反、手付金没収というのは、やりすぎに感じるでしょう。

ただ、そうはいっても、相手が代金を受け取り拒否する以上、買主側としては、対応が難しいです。裁判所にいって、裁判をやれば、買主側の言い分を認めてもらえる可能性は十分あると思いましたが、ただ、「契約書」に従うと相手の言い分も一理あるので、勝つとしてもかなり長引くことが予想されました。

交渉による再契約

売主の側には、常識外れな言い分でしたが、買主側も契約書に従うと、なかなか難しい。いずれにしても、裁判になれば、白黒つけるのに、お互いかなりの負担になると考えました。

そのため、売主側にこのまま訴訟になるデメリットを説明し、当初の契約通りにリスタートするように働き掛けました。

裁判になると、勝敗も定かでなく、何より時間とコストがかかる、それなら、感情的なところは目をつぶっても、この件は丸く収めて、他の取引に時間を使ったほうがいいんじゃないですか。

既に、私のように弁護士が動いています。ここで、話がまとまらないと、裁判になってしまいますよ、といった感じです。

穏便な解決

これを、いきなり当事者で感情的になっている会長に話しても、まとまらないので、時間を使いながら、まずは担当者さんを説得し、そして、会社を実質的に仕切っている番頭さんを説得し、なんとか売主側の会長も説得することができました。

買取代金に、支払が遅れた分の多少の利息を付けたうえで、なんとか話をまとめることができました。

「代金支払が遅れただけでしょ?そんなんで大事になるの?」といった感想を持たれるかと思います。

ただ、もともと買主の方からは、「訴訟」を依頼されていました。 充分今回のような些細なトラブルでも訴訟に発展しかねないのです。

☆教訓

⇒契約書は、紛争時のスタートライン ⇒相手を「動かす」のは簡単じゃない

(文責: 弁護士  山村 暢彦)

 

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