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不動産競売物件の基本と注意点

2018年09月10日(月)

不動産を購入する場合は不動産会社に売買や仲介を依頼して購入することが多いのではないでしょうか。しかし、不動産の購入には、裁判所で行われる競売に参加することで物件を購入するという方法も存在します。

そもそも競売物件とは何か?

競売物件は裁判所が行う競売に出されている物件です。競売物件には不動産を担保にお金を借りたけれども、結果的に返済ができず債権者によって差し押さえられた不動産という背景があります。

競売で売れた代金は、債権者に支払われ債務の返済に充てられます。

このような債権者の満足を図るために、裁判所による競売手続きで売却される物件を競売物件といいます。

競売物件はどこで探す?

競売物件はその物件の所在地を管轄する裁判所で入札されます。そのため自分が住みたい地域の物件を探す場合は、その地域を管轄する裁判所の競売物件情報を探すことになります。

競売物件はどのくらいお得に買える?

競売物件市場価格の3割減で購入することができると言われています。

これは通常の不動産のように、売り主の立ち退き、鍵の引き渡し、付帯設備の点検修理、残置物の撤去、瑕疵担保責任が保障されていないため、このような低価格が成立するといえます。

競売物件の注意点

前述の通り競売物件は価格が市場価格の3割ほど安いですが、法的保護を受けることができません。

①引き渡し義務
通常不動産会社などから物件購入した場合、所有権の移転に加えて物件の「引き渡し義務」も発生します。裁判所は所有権の移転までは可能ですが、物件については自分で明け渡しを求めることになるのです。

②瑕疵担保責任
通常の不動産取引では購入後に隠れた不具合があれば、売り主である不動産会社にその責任を追及することが認められています。しかし、競売物件であれば瑕疵担保責任がないため、重大な瑕疵があっても、誰に対しても責任追及ができません。

③ローンは組めない
競売物件は売却許可決定から代金納付までの期間が約1か月程度しかありません。そのため、手持ちの現金があるか、金融機関から融資を引き出せる人などでなければ入札参加は難しいと言えます。

【弁護士のコメント】
競売物件については、偶にニュースなどで、「お買い得に不動産を取得する方法!!」なんて紹介されますが、まず、一般の方にはオススメしません。また、いわゆる通常の仲介を行う不動産会社にすら、私はあまりオススメしておりません。一見、安く見えるのですが、その分法的な対応費用がありますから、長年、難あり物件を扱っていた不動産会社じゃないとなかなかうまく活かせないものです。
個人的には、競売物件等よりも、最近ではリフォームを活かした築古物件の活用などが面白いのではと考えています。と、話がずれてきちゃったのでこの辺で。

【執筆 松本和博 (宅地建物取引士試験合格)】
【監修 弁護士 山村暢彦】

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